「三重から、守るものを創る会社」として、保冷剤をはじめ、作業用手袋や保冷具の製造を手掛ける三重化学工業。私たちがよく知るケーキの保冷剤を最初に開発したのは同社で、現在も様々な商品が多くのシェアを有しています。3代目の山川大輔社長は、ニッチなところを責めるいい会社であるにもかかわらず、地域に会社が知られてこなかったことに課題感を持ち、ブランディングを意識した経営を進めてきました。社会貢献や地域を活性化させることが本業の価値につながるという、先義後利の想いは、子育て支援や学生の工場見学、保冷剤づくり体験を通じて実を結んできたといいます。
多様な人とのかかわりが成長につながったことも背景に、2022年には新たな社屋を展開。フリーアドレスのワークスペースや、中央のR&D室が特徴的な、開放感があふれる社屋は、オープン・イノベーションの場である「ミエラボ」の交流拠点となっており、新商品開発や販路拡大施策など様々なプロジェクトが、社内をはじめ、地域や企業、行政を巻き込んで展開されています。
18歳から70代まで多くの社員に支えられている三重化学工業。山川社長は社員の幸せを一番に願い、対話を重ね、ストーリーを伝えることで、変革の意義を社員に伝えてきたといいます。人材の多様性を知り、刺激を与えあうことで常にワクワクしあえる三重のものづくりが松阪から始まっています。
基本情報
住所 |
〒515-0001 三重県松阪市大口町255−1
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電話番号 |
0598-51-2361
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