【第225回放送 1/4】山の加工場ネットワーク(松阪市)
山の加工場ネットワーク
空間全体が音に包み込まれる。そんな心地よさを感じられるスピーカーが松阪で誕生しました。従来のコーン紙を振動させるスピーカーの原理とは異なり、木材全体を共振させることで音を増幅させる技術が用いられています。この技術は、ヴァイオリンやギターなど、弦の音を豊かに増幅させる木製のボディーの発想に近く、奏でる音の柔らかさは体感してこそ価値を知ることができる逸品といえます。
開発者である山の加工場ネットワーク 横濱金平さんは、「人の豊かさには木とのかかわりが大切で、木の持っている命や可能性を再構築していきたかった」と開発の想いを語っています。羽ばたくような特徴的なフォルムの「葉HAON音」が奏でる音は、森で木がそよぐ情景を想起させます。この共振の技術は多様な発展性を秘めており、県内のホテルに音響建材「木KION音」が導入されているほか、東京ビックサイトで行われたIDM AWARD 2022では、デザイナーの創造力を駆り立てる作品として最優秀賞を受賞しました。
横濱さんは書や芸術にも精通し、アトリエを構えるのは国の重要文化財である御城番屋敷。エアコンではなく炭火で暖をとる環境を大切なものと捉え、「体験を通してでしか知ることができないものがこれからのヒントになる」と語ります。経済が成長から縮小に向かい、生活の価値観も変化していく中、美意識を持って木と共に暮らす生き方について考えさせられます。
開発者である山の加工場ネットワーク 横濱金平さんは、「人の豊かさには木とのかかわりが大切で、木の持っている命や可能性を再構築していきたかった」と開発の想いを語っています。羽ばたくような特徴的なフォルムの「葉HAON音」が奏でる音は、森で木がそよぐ情景を想起させます。この共振の技術は多様な発展性を秘めており、県内のホテルに音響建材「木KION音」が導入されているほか、東京ビックサイトで行われたIDM AWARD 2022では、デザイナーの創造力を駆り立てる作品として最優秀賞を受賞しました。
横濱さんは書や芸術にも精通し、アトリエを構えるのは国の重要文化財である御城番屋敷。エアコンではなく炭火で暖をとる環境を大切なものと捉え、「体験を通してでしか知ることができないものがこれからのヒントになる」と語ります。経済が成長から縮小に向かい、生活の価値観も変化していく中、美意識を持って木と共に暮らす生き方について考えさせられます。
基本情報
住所 | 〒515-0073 三重県松阪市殿町1385 | 電話番号 | 090-3850-7971 | 営業時間 | 9:00~17:00 |
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動画リンク先
vimeo | https://vimeo.com/712508182 |
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YouTube | https://youtu.be/PcDkA95lDwg |