【第224回放送 1/4】マルモ製炭所(南伊勢町)
マルモ製炭所
カエルや虫の音が響く深夜3時。白から黄色、そして赤色に揺らめく炎のコントラストが炭窯で輝いています。炭焼き職人 森前栄一さんは2010年に三重県に移住。鳥羽の製炭所で修業を積み、南伊勢町内にて伊勢志摩備長炭を製造する「マルモ製炭所」を設立しました。
森前さんの備長炭づくりの特徴は、伊勢志摩地方の海岸近くの森に生育するウバメガシだけを原木にした生産といえます。山で良質な原木を選別して切り取り、長さや形を整える「木ごしらえ」を行い、窯入れでは隙間なく整然と並べていきます。窯の温度を上げて炭化をすすめる「口焚」では、特有の酸いにおいからタイミングを見極め、不純物が少ない炭素率95%以上の備長炭に仕上げていきます。
伊勢志摩備長炭は、2019年に南伊勢町が認定する「南伊勢ブランド」に認定。マルモ製炭所の商品は県内の飲食店をはじめ、名古屋・東京等でも使用されており、一般向けに公式サイトでも販売されています。
「この仕事をしなければ自然の素晴らしさに気づけなかった」と語る森前さん。昔から人は、薪や炭を作るために森から原木を調達してきましたが、人の手が入ることで里山が守られてきたといいます。
この日、窯出し作業が終わったのは昼過ぎ。長時間、窯の熱にさらされて疲れ切った様子ながらも、安堵した表情で「どうせしんどい思いをするならいいものを作りたい」と笑顔を見せていました。
森前さんの備長炭づくりの特徴は、伊勢志摩地方の海岸近くの森に生育するウバメガシだけを原木にした生産といえます。山で良質な原木を選別して切り取り、長さや形を整える「木ごしらえ」を行い、窯入れでは隙間なく整然と並べていきます。窯の温度を上げて炭化をすすめる「口焚」では、特有の酸いにおいからタイミングを見極め、不純物が少ない炭素率95%以上の備長炭に仕上げていきます。
伊勢志摩備長炭は、2019年に南伊勢町が認定する「南伊勢ブランド」に認定。マルモ製炭所の商品は県内の飲食店をはじめ、名古屋・東京等でも使用されており、一般向けに公式サイトでも販売されています。
「この仕事をしなければ自然の素晴らしさに気づけなかった」と語る森前さん。昔から人は、薪や炭を作るために森から原木を調達してきましたが、人の手が入ることで里山が守られてきたといいます。
この日、窯出し作業が終わったのは昼過ぎ。長時間、窯の熱にさらされて疲れ切った様子ながらも、安堵した表情で「どうせしんどい思いをするならいいものを作りたい」と笑顔を見せていました。
基本情報
住所 | 〒516-0112 三重県度会郡南伊勢町伊勢路2218 | 電話番号 | 0599-65-3218 | 営業時間 | 10:00~17:00 |
---|
動画リンク先
vimeo | https://vimeo.com/710041673 |
---|---|
YouTube | https://youtu.be/5L3lyumHszU |